睡眠薬に起こる症状

現代の日本はストレス社会と言われるほどに、現代人はストレスに囲まれた生活をしています。
そのストレスに加え、不規則な就業時間や、過度の残業や業務などさまざまな問題があり、これらの原因によって引き起こされるさまざまな心身の病気に悩む人は年々増えているのだそうです。

代表的な病気としては、自律神経失調症やうつ病、睡眠障害などはあります。
睡眠障害とは、夜、寝ようと布団に入っても何時間も眠れない入眠困難の症状があったり、中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒の症状、起床時間のよりも何時間も早く目が覚めてしまう早朝覚醒などのタイプに分けられます。
初期症状の場合は、寝室の改善や寝る前のストレッチなどで改善が可能です。
布団が重く息苦しくて眠れない場合もあるので、軽くてあたたかい高品質な羽毛ふとんの導入も検討しましょう。

入眠困難や中途覚醒などの状態が2週間以上続くのであれば、心療内科やメンタルクリニック、精神科や睡眠外来を受診したほうがいいでしょう。
専門医の診断を受け、その症状に合った睡眠薬や精神安定剤を処方してもらうのです。
睡眠障害は、治療が遅くなれば遅くなるほど症状が重くなり、二次障害としてうつ病やパニック障害などの精神疾患を引き起こしてしまいます。

そうならないためにも、専門医の受診を早期に受け、自分に合った薬を処方してもらうことが重要です。
しかし睡眠薬には、薬によってレベルは違うものの、何らかの副作用がある場合が多いです。
うまく睡眠障害と付き合うためにも、その副作用について考えてみましょう。

薬慣れの怖さ

まず、あげられるのが、依存性です。
最初は弱い薬でも眠れていたのが、徐々に体が慣れていき、どんどん強い薬を飲まないと眠れなくなる恐れがあります。
睡眠障害を克服するために処方された薬が、間違った付き合い方をすると、睡眠障害を悪化させてしまうのです。
そうならないためにも、医師の処方の薬を指示通りに服用することが大切です。

そして、次にあげられるのが、注意散漫です。
睡眠薬の副作用として、一番現れやすいのは、薬の効き目が強すぎて、昼間も眠気が取れず、注意力が散漫になってしまいます。
このため、薬によっては、服用後は車の運転などを控えるようにと注意書きがあるものもあります。

また、絶対にしてはいけないのが、眠れないからといって睡眠導入剤をアルコールで飲むことです。
このことは、身体に負担をかけるばかりか、薬とアルコールの相乗効果で薬の威力が増し、記憶障害なども引き起こしてしまいます。。
そのほか、マイスリーなどの強い薬を服用すると、夜中に目を覚まし、飲食などをしても、朝に目が覚めるとその記憶がない場合もあるようです。
このような症状が現れるようであれば、医師と相談し、自分の睡眠障害に合った薬を処方してもらうことが重要になります。