不安を癒す薬
高度情報化の現代社会において、心の病は誰もがなるかもしれない病気です。
現代人は、大量の情報を毎日受ける事によって多大なストレスを感じています。
絶えず情報を得ていないと不安になり、パソコンや携帯電話を手放せない人も増加していますし、深夜遅くまでパソコンで情報のやり取りをしていれば脳の状態は眠りにつける様な状態ではなくなってしまいます。
浅い眠りが続けば翌朝は目覚めが悪く、仕事にも影響し、仕事のミスが増えれば頻繁に注意を受け、更にストレスが溜まります。
スポーツや趣味でストレスを発散できれば良いのですが、食べる事に向けられる事で過食症となる場合も少なくありません。
過食嘔吐を繰り返し、栄養障害を引き起こしている人は年々増えているようです。
これら睡眠障害やストレスによる精神の症状を改善させる為に、病院を訪れると改善される場合も確かにあります。
医師は多くの抗精神薬や抗うつ薬を処方してくれ、これらを服用することで症状が改善されるという方も多いです。
こうした症状のときに処方される薬としてリンタンと呼ばれる薬がありますが、うつ病患者やナルコプレシーといった症状に効果的な薬として利用されています。
この薬は注意欠陥・多動性障害の子供にも使用できる事から広く認知され始めています。
しかし心の病に使用する薬は慎重に使用しなくては依存症に陥る危険性を持っているということも否定できません。
依存性を利用した悪用
また精神疾患を装い、処方箋を不正に入手しているというケースも多く発生しています。
抗精神薬や抗うつ薬、睡眠薬は量や服用する時間帯等をしっかり管理する必要がありますね。。
このように、不正に出回ってていく薬はしっかりした医師の解説を受けずに服用するわけですから、症状が改善するどころか副作用等で苦しむ事も少なくありません。
バビルツール酸系睡眠薬であるバルビタールや、アモバルビタールは古いタイプの睡眠薬で依存症になる確率が高いです。
禁断症状として震えや幻覚が起きる事も多く、大量に服用すると危険を伴います。
これらの薬が適法なルートにせよ不法な入手方法にせよ心に疾患を持つ人達にとって必ず良い結果をもたらす薬ではないという事実があります。
心を病んでいるのですから正常な判断が出来ないのは当然と言えば当然ですし、長期で治療を受ける場合は必ず家族や友人の協力が不可欠です。
しかし心を病むという事は人間関係の問題が大半を占めています。
健全な人間関係を築く事も心の病を防ぐ条件の一つと考えれば、患ってしまう方の日常の環境は本人にとって良いとは言えない現状があり、これが回復を遅らせる要因でもあります。