ツムラの漢方薬パッケージが一新された

漢方薬の分野においては、かなりの知名度とシェアを誇っているツムラが、漢方薬のパッケージのデザインを一新しました。
今までとは、かなり異なるイメージを持つようになっていますので、早く慣れるようにしなければなりませんね。
もちろん、このパッケージの刷新はより分かりやすい識別ができるようにという目的があり、実際製品を見分けやすくなっています。

今回の変更における大きな特徴の1つとしては、処方番号ごとに分けられている色が、よりはっきりとしたということでしょう。
今までは、どちらかというと淡い色が多かったような気がしますが、今回の変更によって、かなり明らかな色の違いを見ることができます。
たとえば、以前は水色だったものが、強めの青になっているなど、識別しやすいカラーになっています。

また、ベースの色を白に変更していますので、処方番号がよりはっきりと見えるようになっています。
もちろん、今までの包装でもよく分かる見た目だったのですが、それがさらにはっきりとしましたので、高齢者の方などにはうれしい変更でしょう。

服用する患者さんに親切な作りになった

こうした処方番号の識別の簡単さなどは、薬剤師の役に立つものですが、今回の変更では患者さんの利に適うものもあります。
たとえば、袋に開封口が設けられる、そこが黒色で強調されるようになりましたので、簡単に開けられるのがうれしいところです。
力の弱い高齢者などは、なかなか開封口が見つけられず、苦労することもありますので、とても親切な設計です。

また、薬品名にふりがながふられたというのも大きな変更です。
漢方薬の読み方というのは、意外と難しいもので、勘違いすることもよくあります。
そのため、ふりがながふられることで、間違いなく薬を見分けることができますし、薬剤師や医師による薬の説明もより理解しやすくなるでしょう。
むじろ、今までなぜふりがながなかったのかが不思議なくらいです。

新バーコードが付いているのがうれしい

調剤薬局で働く薬剤師にとってうれしい変更が、GS1コード、新バーコードが下の部分につけられたことでしょう。
今回のツムラのパッケージ変更は、このバーコード導入のためにまとめて行ったという印象がありますが、それだけ重要で便利な変更です。

さらに、薬包をまとめておく箱の色も変更になっています。
特徴的だったクリーム色から、白に変わりました。
さらに、箱をつぶしやすいように、ミシン目が入っているのも特徴です。
包装も箱も、今まで身についたツムラのイメージとちょっと違うので、慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、変更を意識しながら体と目で覚えていきたいですね。